診療について
ear
みみの症状
- 耳の痛み・耳漏れ・耳出血
- 過度な耳掃除が原因となりやすい外耳炎や外耳湿疹、鼓膜の奥で炎症が起こる中耳炎により、痛み、かゆみ、ひどくなると腫れて耳がつまったりしてきます。重症化すれば耳だれや出血がでてくることもあります。 耳の中を清掃し、抗生剤やステロイドの点耳薬、内服薬などを処方します。 毎日耳掃除をする方は外耳炎を繰り返しやすいです。 また、初夏から夏は外耳炎をおこしやすい季節といえます。
- つまり感・聞こえづらい
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耳の穴に水が入った感じや膜が張った感じがして聞こえにくさを伴うことがあります。外耳炎、中耳炎、耳管機能異常、耳垢などが原因となりやすく耳内観察と純音聴力検査、鼓膜の動きをみるティンパノメトリーと呼ばれる検査が望まれます。
突発性難聴の際は耳鳴り、めまいを伴うことも多いです。適切な治療を行っても片耳がほとんど聴こえなくなるケースもあります。
検査の結果、突発性難聴と診断された場合にはできるだけ早期にステロイドを大量に服用したり点滴したりする治療がすすめられます。
体への負担を考えて入院での治療をすすめることもあり、その際は入院ができる病院を紹介いたします。 - 耳あか
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耳垢(じこう・みみあか)は本来自然と移動していき、排出されていきますので耳掃除を何年もしていないからといって何年分もの耳垢が溜まっているわけではありません。
ただ、外耳垢の排出がうまくいかないと耳垢が奥にたまった状態(耳垢栓塞)になります。
耳あかが溜まりすぎると難聴や耳がつまった感じの原因になります。自然排出がうまくいかない方は定期的な耳内の掃除を行うことで耳づまりを防ぐことができます。
当院ではルーペや顕微鏡下で安全に耳あかを取り除きます。
硬くなると取れなくなりますのでその場合は耳垢水という耳垢をやわらかくする点耳薬をしばらく耳に入れて柔らかくしてから取り出すこともあります。 - 異物
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お子さまがいたずらに異物をつめて取れなくなったり、髪の毛が入ってしまってたり、小さな虫やビーズなどが入ってしまうことがあります。
なかなか取れない場合は早めに受診されることをお勧めします。
外耳道の中に異物があると、音がしたり、痛くなったりします。
顕微鏡で確認して摘出します(耳内異物摘出術)。
麻酔は不要のことが多いですが、痛みが強いときは麻酔をしてから行うこともあります。 - めまい、ふらつき
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「朝ベッドから起き上がった時にぐるぐると目がまわった、びっくりして横になっていたら1、2分でおさまったがまた起き上がったらめまいがした」「日中はおちついてきたのにまた次の日の朝同じことがおきた」といった症状がみられます。難聴を伴う場合もあります。
内耳と呼ばれる聴こえや平衡感覚のバランスを司る三半規管の中に存在する「耳石」という極小の砂のようなものが本来の位置からはがれて浮遊することで起こります。
頭を勢いよく動かした時に三半規管を刺激してしまうことで起こります。
普通の生活を送っているうちに2〜3日でおさまってきますが、数週間ふわふわした感覚が残ることもあります。
赤外線カメラを用いた平衡機能検査(眼振検査)により、めまい体操などで改善することもあります。
年に1~数回疲れがたまった時などに再発することもある病気です。
脳血管疾患が疑われる場合は、頭部MRI検査を行える総合病院へ紹介いたします。
nose
はなの症状
- 鼻水・鼻づまり・くしゃみ
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鼻炎は鼻の中の様々な場所の炎症を一括りにした病名です。
鼻かぜなどで一時的に鼻水がでてくる急性鼻炎、様々な原因で鼻の中にある下鼻甲介と呼ばれる部位が肥厚して鼻づまりの原因となる肥厚性鼻炎、鼻づまりを取る目的で市販の点鼻薬を使っているうちに使わないと鼻がつまるようになってしまう薬剤性鼻炎、他に血管運動性鼻炎、好酸球性鼻炎、などがあります。
鼻うがい、ステロイド点鼻薬などで鼻の粘膜の状態をできるだけおちつかせることが重要です。 - 顔面の痛み
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三叉神経痛、副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、鼻前庭のう胞、乾燥など様々な要因が考えられます。
鼻内内視鏡検査や、副鼻腔CTにて原因を詳しく調べることがあります。 - 鼻血
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鼻をかんだらティッシュに血がついていたという程度の出血から、服やタオルが真っ赤になるほどの出血まで様々です。
指で鼻を触るなど、物理的刺激が原因となっている場合は刺激を加えないようにすることが重要です。
お年寄りの方や高血圧の持病をお持ちの方が早朝に大量出血をおこすことがあります。
この場合は鼻の奥の方にある出血を疑い、救急病院や総合病院での止血が必要となることもあります。
出血は少量であれば綿花などを鼻の入口に少しあてて鼻の付け根ではなく入口の柔らかい部分を10分程度しっかりおさえると多くの鼻血は自然にとまります。
微小血管を電気凝固する場合もあります。 - においがしない・くさい匂いがする
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慢性副鼻腔炎・アレルギー性鼻炎・頭部外傷・アルツハイマー症などで嗅覚が鈍くなることもあります。
鼻内の観察を行い、それぞれの病態に応じて投薬を行います。
- 鼻水がのどに流れる
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鼻炎や副鼻腔炎が原因となっている場合があります。
鼻内、のどの観察を行い、慢性副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎であれば内服加療や鼻洗浄にて改善する可能性があります。 改善しない場合は手術加療を行うことがあります。
- 鼻に入った異物が取れない
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異物が鼻からのどの方へ移動してしまうと空気の通り道を塞いでしまい窒息を起こす可能性がありので、早めにご相談ください。
特に、ボタン型電池が入って取れない場合は鼻粘膜に障害を起こすことが多く、早急な摘出が必要です。
局所麻酔で難しい場合は全身麻酔をかけることがあります。 - 鼻の外傷・骨折
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鼻に外傷を負った際は鼻骨骨折の可能性があります、鼻が骨が変形したり、鼻づまりの要因となります。
レントゲン検査では鼻骨骨折の評価は困難なため、CTでの精査が望まれます。
throat
のどの症状
- 腫れ、痛み
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咽頭や扁桃(へんとう)が腫れると、のどが痛くなり、飲み込みづらくなることもあります。
腫れが強くなったり周囲に炎症が波及したりすると(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍)、抗生剤の点滴や、扁桃周囲の切開、排膿が必要になることもあります。繰り返す場合は手術をお勧めすることもあります。 - のどの違和感
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慢性炎症、乾燥、できもの、胃酸の逆流が咽頭(のど)の粘膜を荒らすことによって、「何かがつかえているような感じ」「のみこむときの違和感」などを生じることがあります。
ファイバースコープ検査で咽喉頭を観察します。
胃酸の咽喉頭への逆流が疑わしい場合は胃酸分泌抑制薬などの処方をして経過をみることもあります。 - 痰が多い、血が混じる
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ファイバースコープ検査にて副鼻腔炎、咽喉頭を観察し、感染・出血の原因をしらべます。
その際に『できもの』が見つかることもあります。食道・胃・肺の感染・出血の場合でも痰に膿や出血が混じることがあります。
- 味がしない
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血液中の亜鉛・銅・鉄のバランスが崩れたり、常用薬の副作用、舌へ頻回の物理的刺激が原因になっている頻度が高いと言われています。
また味覚と嗅覚は密接に関係しており、嗅覚低下も自覚がある場合は風味障害も原因として挙げられます。
血液検査や鼻内・口腔診察、内服されている薬のチェックを行います。 - 魚の骨が刺さった
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口の中から見える際は口から摘出しますが、見えない場合は鼻からファイバースコープで観察し摘出します。
刺さった骨を放置していると感染が重症化しするため、早めの受診をお勧めします。 - 扁桃が大きい・いびき
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いびきや睡眠時の無呼吸の原因となります。
鼻の一番奥には咽頭扁桃(アデノイド)があり、咽頭扁桃が大きいと鼻閉やいびきや無呼吸を引き起こすこともあります。
咽頭扁桃は4~6歳、口蓋扁桃は7~8歳で大きさがピークとなり、その後はやや小さくなります。手術をお勧めすることもあります。 - 声がれ
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「声がガラガラになってきた」「よく歌を歌う」「声を張り上げて話す機会が多い」こういった場合には声帯にポリープが無いかをファイバースコープ検査で調べます。
「喉頭がん」「声帯ポリープ」「声帯のタコ」ができている人もいます。
nech
くびの症状
- 顔が動かしにくい、顔のゆがみ
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顔の片方が突然動かなくなる、目が閉じにくい、口から水がもれる、という症状は顔面神経麻痺の可能性があります。
顔面神経麻痺にはベル麻痺(約60%)とハント症候群(15%。耳鳴・難聴・めまいなども合併します)が大多数を占めます。
頻度は少ないですが、中枢性顔面神経麻痺という脳の中が原因となるものも中にはあります。
ベル麻痺は以前まで原因不明の顔面神経麻痺とされていましたが、近年は単純ヘルペスウイルスの再活性化が原因と考えられるようになりました。
ハント症候群は帯状疱疹ウイルスが再活性化することで発症します。
治療開始までの期間が長くなるほど治りにくくなるため、発症に気づいたらなるべく早く治療開始する必要があります。
他には耳下腺癌や耳の中での炎症でも顔面神経麻痺の原因となるため、側頭骨CT検査にて顔面神経の近くに何か異常が無いかを調べることも重要です。 - 顔面痛
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顔の表面が痛い場合はヘルペスや帯状疱疹、皮膚からの細菌感染、三叉神経痛などを考えます。
目の奥が痛い場合は副鼻腔炎の可能性があります。副鼻腔炎も鼻性や歯性の可能性もあリます。
当院ではCT施行可能ですので病変の診断が可能です。 - 首のしこり、腫れ、痛み
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耳下腺、顎下腺、舌下線、甲状腺にできものや炎症がある場合や、リンパ節が腫れた場合にコリコリしたものを触れるます。
当院では触診と、エコー検査腫れている部位の確認、検査を行います。
内服治療では改善が難しい、腫瘍が疑われる場合は総合病院へご紹介いたします。
other
その他
- 補聴器・耳鳴り外来
- 詳しくは補聴器・耳鳴り外来ページをご確認ください。
- 鼻アレルギー外来
- 詳しくは鼻アレルギー外来ページをご確認ください。
- 予防接種
- 当院では新型コロナウイルス、インフルエンザの予防接種を行います。接種の時期はトップページでお知らせいたします。
小さいお子さまへの診療
安心してお子さまとご一緒に受診していただけるよう、広々とした駐車場を完備いたしました。施設内もバリアフリー対応ですのでベビーカーでも安心です。
多機能トイレにはおむつ交換が可能なベビーシートやベビーチェアもございます。
診療では、子育て経験豊富なスタッフもそろっているため、小さいお子さまが怖がらないよう優しく声をかけ、急におさえたりはしないように心がけています。
待合室には木の温もりを感じて頂きたいという思いで、特にキッズルームやキッズチェアなどお子さまの手を触れるところには山口県産の『椎の木』を使用させて頂きました。
ぜひ、触れて感じてみて頂ければ幸いです。
発熱外来
一般の患者さまへの院内感染防止のため、診療時間やスペースを分けて発熱外来を実施しております。
そのため、発熱等の症状がある場合は以下の方法で診察していただきます。ご理解とご協力をお願いいたします。
01
オンライン予約またはお電話で「発熱外来」として診療予約をしてください。
02
当院駐車場の車内にて待機をお願いします。担当スタッフがお伺いします。
03
QRコードをお渡ししますので、スマートフォンでウェブ問診を行ってください。
04
院内にご案内し、診察を受けていただきます。
来院前のウェブ問診が便利です