お知らせ

療養解除期間について

202301.08
#コラム

新年明けましておめでとうございます。

山口県では新型コロナウイルスが過去最多を更新し、全くおめでたくないニュースが続いています。

当院でも受診の問い合わせが年末より急増し、インフルエンザの感染、診療時間の遅延や、全国的なトランサミン、咳止め、風邪薬の欠品など日に日に色々な問題が生じ頭を抱えています。

 

私も誤解していますが療養解除後に感染するリスクはあるのか?ないのか?『療養解除時に再検査する必要ないのか』というご質問をいただくこともあります。Yahooニュースで忽那賢志先生のニュースを見つけたのでご報告いたします。

 

『結論から言うとあります。』とのことです。

2022年9月から、入院している方を除いて新型コロナ患者の療養期間が7日間に短縮されました。2022年9月までは最短で11日目だった療養期間が3日短くなったことになります。自宅療養が終わっても人に感染させてしまうことがあるため、自宅療養終了後数日間は注意が必要です。自験例でも、療養解除後の抗原検査も陽性になります。

 

国立感染症研究所の解析では、オミクロン株の感染者のうち16%は発症から8日目の時点でもまだ感染性があると推計されており、療養解除された方の中にも一定の割合でまだ感染性のある人がいることになります。

また、潜伏期間が短くなり、弱毒化していると言われているが、感染性の期間が短くなったわけではないようです。

 

現在の新型コロナ感染者の療養期間は以下の通りです。

有症状者:発症日を「0日」として、7日間経過し、かつ、症状軽快後 24 時間経過した場合には8日目から療養解除

無症状者:検体採取日を「0日」として、7日間を経過した場合に8日目に療養解除(これまでと変わらず)。ただし、5日目の検査キットによる検査で陰性だった場合は、5日間経過後(6日目)に療養解除

つまり、入院患者を除いて、症状のある方は最短で8日目、無症状者は最短で6日目に療養解除となります。

 

皆さんも誤解されている方も多く、院内での診察を希望される方も多いですが、当院では院内での診察を行わずに、以前から同様に車に往診に向かおうと思います。

 

確かに療養後も『咳が続くけど理由を教えてほしい』との問い合わせも多かったのですが、ウイルスの排出期間が長いので、治りが悪いのも当然です。『どこにも行ってないけどコロナになりました』これもこういったことが原因かもしれません。

 

withコロナといえどもなかなか大変な時代です。まずはコロナに、罹らないのが一番なので皆様もくれぐれもお体にご自愛ください。